いぬがお膠原病内科医の私情漏声

日常と趣味と医学少々。

2023-01-01から1年間の記事一覧

初詣でオーバーキルされた話

皆様は初詣は行かれただろうか。 人混みがどうにも嫌で先日ようやく初詣に行った。おみくじの結果に左右されまくる私は何となく気が引けるものがあるがそれでも気になって引いてみることにした。 旅行先の鶴岡八幡宮で大凶を引いて落ち込む妻を見ながら爆笑…

捨てられない夫と捨てられる妻

見慣れたものをある時突然目新しく感じることはあるだろうか。「ジャメヴュ」だ。 初めてのものであっても既視感を覚えるのが、「デジャヴ」で、 その逆がこの「ジャメヴュ」。さすがフランス語で難しい。 意味は逆に「未視感」、見慣れたものであったとして…

過半数の人は異性の親に似た人に惹かれるらしい

だそうがどうだろうか。 少なくとも僕の妻は、私の母親に似ていない。 母親は非常に目立ちたがりで、妻はかすみ草が好きな性格。 (かすみ草は脇役になることが多いようだ) とある調査では配偶者が自分の異性の親に似ていると感じたことのある人の割合は、…

膠原病内科としての医者冥利

「本当に親身になって見てくれてありがとう」 時々患者さんやその家族から言ってもらえる言葉。医者冥利に尽きるとはよく言うものだが、本当にそう思う。 もちろん地域差はあるが、膠原病内科は科の特性から内科全般を見ることも多い。 膠原病があるというこ…

最近の子どもには反抗期がないらしい

「最近の子どもには反抗期がないみたいですよー」 入院している40歳前くらいの男の子2人を育てるとてもお綺麗なママ患者さんから聞いた驚きの言葉だった。 もしかすると子どもがいない自分が取り残されているのかもしれないが、 そんなことがあるのか?と些…

思わせぶりモテの初期研修医

年が近いことや研修医とともに入る救急当直もあり、初期研修医の先生や実習で回ってくる学生と関わることが多い。 ローテートしてくれている研修医の先生に対して勝手に教育役を買って出ている。もし好きで選んでいなかったとしても、興味がなかったとしても…

美味しいものを、ちょっとずつ。

先日妻とランチデートした。 我が家のかなり大きめの車ではブロック塀スレスレの古い住宅街の道を通り抜ける。 こんなところ?というところにひっそり現れる、見た目はこれまた古めの住宅のお店。 言われなければレストランとは思わず通り過ぎてしまっていた…

認知症進行抑制薬「レカネマブ」の話

高齢化社会の今の医学の壁、悪性腫瘍を乗り越えた先には、認知症の高齢者だらけの社会が待っているかもしれない。 「こんな社会嫌だ、どんな社会?」の大喜利の答えになりそうだが全然笑い事ではない。 どんなに病気の解明が進んで治療が開発されたとしても…

100万円の出産

2023年この1月から出産準備金として10万円がクーポン等で給付され、2024年度から出産育児一時金が42→50万円に引き上げられるようだ。 そもそも出産は病気ではないので保険診療ではない。2021年度の出産費用の全国平均は47.3万円。出産育児一時金と差し引いて…

病棟急変。アマゾンに赴いた後輩。

研修医時代の思い出。 ある日の救急当直。私の研修病院では2年目と1年目の研修医がセットで当直をしていた。病棟急変にも呼ばれることがあり、その日は1年目の先生がまだ対応に慣れていなかったこともあり、2年目の僕と1年目のA先生(仮)とともに対応した。…

最初に質問する奴は偉いしLINEの返信が早い。

最初に質問する奴は偉い馬鹿な質問をする奴は偉い関係ない質問をする奴は偉い 慣用的な言葉だが、日々日々痛感させられる言葉だ。 学会に限らず、講演会から小規模な講義まで自分に言い聞かせている。 言い聞かせてはいるのだが。なかなかできない…。 そして…

ブログ界隈への帰還 〜医大生→医者カテゴリへ〜

とても愚直で愛らしい。紛れもなく、早朝の新幹線内でキーボードを押しているこの自分だ。(え、僕…?!)3日坊主ならぬ1-2日坊主でお馴染みの僕が、よくあるコラムやら自己啓発本を読んで、いつかやろうを今年やろう!アウトプットで圧倒的成長!(?)とい…