最近の子どもには反抗期がないらしい
「最近の子どもには反抗期がないみたいですよー」
入院している40歳前くらいの男の子2人を育てるとてもお綺麗なママ患者さんから聞いた驚きの言葉だった。
もしかすると子どもがいない自分が取り残されているのかもしれないが、
そんなことがあるのか?と些かいささか信じられない。
無論、自分の反抗期がひじょーーーに激しかったからである。
2歳のイヤイヤ期はエゴを育てる時期だと言われるが、
(どうも自立したいがうまくできないことを表現できずになっているようである)
反抗期も自立のために必要なステップなんだと思っていた。
そんなことまで我々は置いて行かれているのか!と妻と恐れ慄いたのである。
(妻もバチバチの反抗期だったようです、タイムマシンができてもそんな姿見たくない…笑)
明治安田生命福祉研究所の2016年の「親子の関係についての意識と実態に関する調査」で親世代:35〜59歳の男女、子世代:15〜29歳の未婚の男女に聞いた統計では、
親世代で反抗期がなかったのは、男性で28.1%、女性で26.4%
子世代で反抗期がなかったのは、男性で40.6%、女性で35.6%
だそうだ。親世代も子世代も男性の方が反抗期がない割合が高いことは驚きだった。
でも4割も反抗期がないとは!
反抗期がないこと自体問題は基本的に問題はないようで、原因としては小さな反抗で済んでいるか、親と価値観が同じか、親が過保護か逆に高圧的か。
ママ患者さん曰くはSNS等で親子の距離もかなり近くなったんじゃないか、と。
どっちがいいのかなんとも言えないが、そんなところまで時代は動いているようである。